【奈良　相談】知的財産に関して不明な点があれば相談してください

先日、以前商標登録の代理をさせていただきた企業からご相談を受けました。

一点は他社の特許権に関するもの、もう一点は自社システムに組み込もうと考えているアイデアの権利化についてでした。

電話でご連絡を頂いたので、そこでは簡単に説明はさせていただきましたが、やはり直接お話を伺う方が良いと考え、年明けに訪問させていただきました。

その際、前者の内容に対しては、他社の特許権を侵害する可能性はほぼないと考えられることを説明した上で、簡単に特許権侵害の判断について説明しました。

具体的には、特許公報の特許請求の範囲に記載されている構成を全て満たす場合には特許権を侵害する可能性が高い旨を説明しました。

また、後者の内容に対しては具体的なアイデアをヒアリングした結果、特許性は低いと判断し、その旨をお伝えしました。合わせて、特許権を取得するためには新規性と進歩性とが問われる旨を説明するとともに、新規性を喪失しないように留意することも説明しました。

このようなご相談は、事業者にとっては非常に重要であると考えます。

先ず、技術開発の段階において他社の権利に注意を払うこと。

仮に、発売等の開始後に他社権利を侵害していることが判明した場合には、事業にとっておおきな損失が生じるおそれがありますので、そのリスクを低くすることは非常に重要です。

また、権利化できるか否かが不明なアイデアについてもご相談いただくこと、これも重要です。

先ずはご相談いただき、ヒアリングを通して権利化の可能性を見極めることもできますし、合わせて色々と知的財産に関するお話もさせていただきますので、相談者の知的財産に関する知識を向上させることもできます。

このように、ご相談いただくことは事業者にとって大きなメリットがありますので、知的財産に関して少しでも不明な点があればお気軽にご相談ください。